公益財団法人 京都体育協会

【レポート】6/19(火)「京北スポーツ教室」兼「指導者講習会」

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2017年6月19日(火)、京北運動公園(右京区)にて「京北スポーツ教室」兼「指導者講習会」を開催しました。この取り組みは京都市体育協会が管理する京北運動公園を会場に、地域の子どもたちが楽しみながらスポーツをすることで、仲間づくりやコミュニケーションスキルを身に付けることを目的に実施しました。

 

 

今回教室に参加したのは京北第二小学校の3、4年生の児童18名と先生2名。講師には京都サンガF.C.普及部の福中善久コーチ(よっしぃコーチ)にお越しいただきました。福中コーチは京都サンガF.C.が行う府内の小学校を主な対象とした訪問授業「サンガつながり隊」のコーチとして、年間1万人以上の子どもたちに指導を行っています。

 

 

具体的な指示は行わない どうすればみんなが楽しくなるかを考える

 

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福中コーチの自己紹介で教室はスタート。最初は子どもたちも緊張してか、コーチの話をおとなしく聞いていましたが、プログラムが始まると様子は一変。目標をクリアするためにみんなで真剣に考え、活発に意見を言い合う様子が見られるようになりました。

 

普段の指導の中で福中コーチが大切にしていることは「具体的な指示は行わない」ということ。設定した目標に対して、子どもたちがコミュニケーションを取りながら、自発的に考えることを促します。子どもたちが「どうすればみんなが楽しくなるか」を自ら考え、主体的にルールをつくることによって、みんなが納得してものごとを進めていくことを学びます。

 

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参加したクラスの担任の先生は「普段は多くを教え過ぎていて、子どもたちに自ら考える時間を与えていたかを考える機会となりました」と日頃の子どもたちとのコミュニケーションを振り返りました。

 

当日は初夏の蒸し暑い気候の中、2時間にわたって楽しく充実した時間を過ごすことができました。ご参加いただきました京北第二小学校のみなさん、ご協力いただきました京都サンガF.C.のスタッフのみなさん、ありがとうございました。