公益財団法人 京都体育協会

第4回 スポーツ写真コンクール結果発表

京都市体育協会では、今年もスポーツに関連する写真を広く市民から公募することにより、身近なスポーツへの関心を高めるとともに、「みるスポーツ」としての楽しさを伝え、スポーツの普及・振興に寄与することを目的として、「スポーツ写真コンクール」を開催いたしました。 ご応募いただいた作品をもとに、去る10月10日(木)にスポーツ写真コンクール選考委員会を開催し、下記のとおり入選作品及び受賞者を決定いたしました。

 

募集期間 平成25年6月17日(月)~10月4日(金)
応募作品総数 323枚
表彰式 平成25年10月26日(土)
西京極総合運動公園(第10回みんなのスポーツフェスタ内)
展示期間 平成25年10月26日(土)~12月27日(金)
展示場所 京都市市民スポーツ会館1階ロビー

 

選考委員長 : 神崎順一

?スポーツ写真コンクールもおかげさまで4回目を迎えることができました。
今回は年齢、種目、地域とも大きく広がり、ことに応募数は前回の2倍となりました。
これも皆様方の幅広いご理解のたまものと感謝の気持ちでいっぱいです。
多数の力作を前に審査員一同、緊張感を持ち、長時間にわたり真剣、且つ活発に討議させていただきました。
応募作品はいずれも個性的で、僅差で入選をのがした作品が多く大変レベルの高いコンテストになりました。
瞬間が描く美を大きくとらえた作品は大変力強く魅力がありスポーツ写真の王道です。
一方、スポーツの持つ良さを一歩踏み込んで味わい深く感じさせられる作品もまた感動です。
いろいろな視点からスポーツを見つめた作品に出会えたのも今回の特徴です。
そして、それらの多くがほんの日常の一コマから発見し表現されたことも大変うれしいこ とです。
写真を見ていると競技する人、応援する人、支える人そして撮影する人、いろいろな人がつながっていくのを強く感じます。
スポーツ写真は見るものに大きな元気を与えてくれます。
これからも多くの方が楽しい写真を撮ってくださることを期待します。

 

入賞作品

 

京都市長賞

「栄光に向って」 西部 裕毅

ドリブルで向かう先は何なのか、泥だらけのユニフォームの二人をやさしく夕日がつつむ 色調、フレーミング、チャンスもよいが何よりこの空間に流れる「時」を大切にしたい。
忘れかけていた懐かしさが漂いスポーツの持つ良さがジワリと伝わってくる。
後ろ姿で表現した作者の視点がとてもすてきだ。

 

京都市体育協会会長賞

「SUMMER DIVE!」 小倉 昭二

空へのびる飛び込み台、輝く太陽、ブルーの水、点景の人までもが完璧なまでの背景となり、その中でこのポイントしかないというところに絶妙のポーズの人物が飛んでいる。
無駄が一切ない構成で、青を基調にした色彩も清潔で好感が持てる。
スポーツ写真のよい所を独り占めしているような作品だ。

 

京都市体育振興会連合会会長賞

「やった~」 稲木 茂忠

みんなでつないだバトンを手にトップでゴールした喜びの表情がとても印象的です。
画題のとおり「やった~」が見事に凝縮された作品です。?

 

京都市教育委員会教育長賞

「がんばれ!1才児」 池田 友彦

文句なしにかわいい写真である。1才児の実にいいしぐさの瞬間をうまくとらえている。
背景が日陰のため主人公がより鮮明になり前景や背景が適度にぼかされ程よくその場の雰囲気を物語っている。画面構成とともに、絞をとてもうまく使う方だと感じた。

 

京都サンガF.C.賞

「うぉりゃー」 寺﨑 米美

酒井選手の真剣に練習に取り組む姿が良くとらえられています。
ヘディングでボールをはねかえす瞬間だと思いますが、ジャンプの高さに改めて驚かされました。
素晴らしい写真をありがとうございました。

 

京都ハンナリーズ賞

「入ったかな?」 万木 武

ゆび先から足の先まで躍動感のある作品です。
大きなボールを精一杯シュートするこの小さなプレイヤーに思わず応援の声をかけたくなるほど素敵なシーンをものにしている。
これから先、京都を引っ張るスタープレイヤーになってほしいものだ。

 

ウエストフローラ賞

「両洋張りきっていきましょう」 銀﨑 宜広

女子の高校野球全国大会のスタンド。
数年前までは、ガラガラだったスタンドに、今ではグランドの選手たちに向けて、スタンドから多くの声援が送られている。
発展途上である女子野球界の1ページが写されている作品。

 

ミズノ賞

「入魂」 三浦 征志浪

よくみられる選手の円陣シーンであるが、実はこの写真、撮れそうでなかなか撮れない。
表情は見えないが選手一人ひとりの全身から伝わってくる迫力は超強力だ。
至近距離から広角レンズを使い俯瞰から、そして一番気合の入った瞬間を撮った。
作者は野球を実によく観察し良さを知り尽くしているに思える。球はないが迫力のゲーム展開を思わせる。

 

京都新聞社賞

「おもいをつなぐ夏」 渡邉 亜紀

写真全般に言えることだが、特にスポーツ写真はカメラポジション選びが大切なカギになる。そのうえで出会った一瞬をものにできるか、いくつものハードルが待っている。
この作品はこの二つを成功させたよい例だ。
前者と後者の表情のコントラスト身体の動きなど本当に良い瞬間を切り取ったものだと思う。

 

KBS京都賞

「明日に向かって」 本城 利彦

チアガールによる演技だろうか。シャッターチャンスの良さもあるのだが何よりもダイナミックに広がる大空を背景に選んだカメラアイが素晴らしい。
人物の多くがシルエットで構成されたことで画面がうまく整理されている。
両側に反映するガラス壁面も現代を強く印象付け大きな力となった。

 

京都市体育協会特別賞

「気合いだ~」 柴田 久子

クライミングに挑戦の女の子。気合を入れて登ってゆく声が聞こえてきそうだ。
この作品は真横からのアングルが適切で、かわいくて真剣な表情を引き出せた。
背景の子が奥行きを効果的に演出している。

 

京都市体育協会特別賞

「フィニッシュ」 小巻 真司

京都マラソンの車いすレースのゴールシーン。
テープを切りガッツポーズの選手。祝福する大会関係者の暖かな表情。
声援を送る大勢の人たち、このバランスがとてもよく、このようなポジションにめぐりあえたのは幸運だった。
又、アングルが選手の目線と同じでそれが完成度をさらに高めた。

 

京都市体育協会特別賞

「仲間のために・・・自分のために・・・」 磯部 貴志

体育館での試合だろうか。相手をドリブルで突破する力強い瞬間を逃さずとらえている。
暗い室内で高感度のためか画面が荒れているが、それが逆に臨場感をだし、サイドからの光が立体感を強くし重厚な感じを受ける。

 

京都市体育協会特別賞

「奪取!」 田中 秀具

土が舞い上がり激しい球の奪い合いが高速シャッターで仕留められた。
球技では、球の存在が選手の肢体とともに大きなポイントとなるがこの作品は実にうまくこの条件を満たしている。
表情は見えないが背景の選手たちのそれぞれの思いが感じられこれが伏線となってイメージを膨らませている。

 

京都市体育協会特別賞

「鉄棒 -技-」 陳 智美

画面を横切る鉄棒。少年ののびやかな姿が真ん中に大きく飛び込んでくる。
同時にこの作者の少年を見つめる目がとても細やかで暖かく、やさしさが感じられる。
近くの広場だろうか、このような場所で、このような素敵な写真が撮れる作者に脱帽。

 

京都市体育協会特別賞

「気迫」 西 正幸

毎年、上賀茂神社で重陽の節句に行われる烏相撲の一コマ。
神前で取り組む少年たちを多くの観客が声援を送る。
そのような雰囲気の中、取り組む少年の表情にスポットを当て背景に出番を待つ豆力士でまとめたことがよい結果となった。
喧噪のなかではとかく目が散り説明的な写真になりやすいが、的を絞ることが大切だ。

 

京都市体育協会特別賞

「新成人の通し矢」 山田 修一

新年の光を浴びて的を狙う新成人。
弓道はどこでフレーミングするかいつも迷うところではあるが、作者は絶妙なトリミングで女性の清楚で真剣な表情を中心にした美しい画面を作り出した。
少しソフトな仕上げも新春の女性たちの雰囲気にとてもマッチしている。

 

京都市体育協会特別賞

「熱戦」 白木 勇治

泥だらけになりながら田んぼでバレーボールを楽しむ。
それだけでじゅうぶん写真になるテーマだが、球技集団の人物はとにかくまとめにくい。
だが作者は各人の一番個性的な瞬間を驚くほどバランスよく掴み実にうまくまとめている。少し高めのアングルで背景を整理したのも成功しているし、反映した空も効果的だ。

 

京都市体育協会特別賞

「惜しい・・・。」 近藤 晃弘

ゴールを狙って惜しくも外れたのだろうか。なおも追い続ける選手を中心にディフェンスやキーパー、味方、それぞれの選手の動きや表情が逆光の中でうまく生かされている。
休日の少年サッカーの雰囲気が感じられる作品となった。

 

京都市体育協会特別賞

「力のかぎり」 酒本 光雄

騎馬戦で最後に残ったチームの戦いだろうか。
戦い終わって通りすぎる友を横目に最後の力を振り絞ってただ今熱戦中。
騎乗で奪い合う二人、それを必死で支える少年の表情、にぎやかに声援を送るお母さんたち。運動会の一コマを臨場感たっぷりに仕上げた楽しい作品だ。

 

>>佳作作品見る