京都サンガF.C.|J1をサンガ色に。いざ、12年ぶり大舞台へ

ついに歓喜のときが訪れた。京都市出身の曺監督を迎えた2021シーズンは、攻守の切り替えが速いサッカーを体現。第15節で首位に立ち、以降は昇格圏内の2位以内を堅守した。24勝12分6敗、勝点84の2位でJ1昇格をつかんだ。
昨季21得点のピーター・ウタカが残留。U23-日本代表の豊川雄太や、セットプレーに強い大前元紀らを補強した。ニュージーランド代表GKマイケル・ウッドの加入も頼もしい。「J1に挑戦するというより、自分たちの色を出す」と臨んだ新シーズンの開幕戦は、ホームで浦和に勝利。サンガにとって12年ぶりの冒険が始まった。
\PICK UP/ 熱狂PLAYER|川﨑 颯太 選手 #24(MF)

山梨県出身。京都サンガF.C.U-18で主将を務め、2020年にトップチームに昇格。2021シーズンは41試合に出場しブレイクした。第37節・大宮戦の終了間際のヘディング弾は昇格を大きく引き寄せ、サポーターの記憶にも深く刻まれた。
京都ハンナリーズ|クラブ最大の苦境も、最後まで一丸で戦い抜く

クラブ史上最大の試練に直面している。小川ヘッドコーチ体制2年目の今シーズンはチームの大黒柱、デイヴィッド・サイモンが序盤に負傷で離脱すると、その後も故障者が相次いだ。10月からは約2ヶ月間、勝利から遠ざかり、クラブワーストの16連敗を記録。チーム内での感染症の発生も追い打ちをかけた。
苦境に立つハンナリーズだが、チーム一丸のディフェンスで接戦をものにしたい。1月からは観客の入場定員が上限100%に戻り、シーズン初の3連勝も達成した。今季は5月まで、東西2地区制で計60試合が予定されている。
\PICK UP/ 熱狂PLAYER|細川 一輝 選手 #29(SG)

岩手県出身。上武大学出身初のB1プレイヤー。大学時代は2度のリーグ得点王に輝き、プロの扉を開いた。ルーキーイヤーの昨季は全試合に出場し、得点力に加えて、ディフェンスにも自信をつけた。3ポイントシュートの安定感はチーム随一。
おこしやす京都AC

J1から数えて5番目の関西リーグ1部に所属。昨季はリーグ優勝、その後の全国地域チャンピオンズリーグ大会は3位で、惜しくもJFL昇格を逃したが、天皇杯ではJ1の広島を下して「大会史上最大のジャイアント・キリング」と注目された。約200の株主・パートナー企業とともに「地域に根ざした、関わる人を笑顔にするクラブづくり」を目指す。本拠地は、たけびしスタジアム京都。リーグ戦は4月に開幕し、8チームで争われる予定。
KYOTO BB.EXE

東京五輪で新たに採用された3人制バスケットボール「3×3」。グローバルリーグ「3×3.EXE PREMIER」に参戦するKYOTO BBは、昨シーズンは上位16チームが参加する国内プレイオフに進出。優勝したUTSUNOMIYA BREXに19-21と善戦した。20年には女子チームも結成。ハンナリーズとは共同での練習やイベント開催を見込んだ協定を締結し、京都のバスケットボール界全体で盛り上げをはかる。