【ブランドアンバサダー】京都サンガF.C. 安藤 淳さん|縁の下の力持ちをたずねて

京都サンガF.C. 安藤 淳さん

2020シーズンのトップチームの主将を務めた安藤淳さんが現役を引退し、2021年1月にクラブ初の「ブランドアンバサダー」に就任。プレーを通して、武将の甲冑のように身に付いた“サンガ愛”を発揮しようと、決意を新たにしている。

滋賀県出身の安藤さんは、静岡学園高校から関西大学に進み、2007年J2サンガへ。1年目にJ1復帰を果たし、3シーズンJ1でチームの中心選手として活躍した。2014年から、C大阪、松本、愛媛でもプレーしたが、2019年にサンガに戻り、引退までJリーグ通算321試合に出場した。

サンガでの大きな存在感を背に、ピッチ以外でも『サンガの顔』になる。「サンガを支えてくださっている皆様と交流し、ファンを拡大して、クラブ情報も発信していきたい」と夢は広がる。シーズン前の沖縄キャンプでは、クラブオフィシャルサイトに安藤さんがキャンプレポートを連載した。「よく走るチームになったと思います。それに、スキがないという印象が強いです」と今季への期待と自信をみなぎらせる。

「自分がJリーグで経験したことを、少しでも伝えられたら」と、小中高生の選手育成にも活動を広げたいと考えている。いろいろな場面で「サンガのブランドイメージを高める」(安藤さん)─。すぐに答えを出すのは難しいかもしれないが、安藤さんがピッチで描いてきた“ドラマの再現”が楽しみだ。

井上 年央(いのうえ としお)
スポーツライター
元京都新聞社運動部長

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!