SGホールディングス ギャラクシースターズ|京のソフトボール 躍動のとき

SGホールディングス ギャラクシースターズ

京都のソフトボールが、“コロナ禍”に沈まず、元気だ。男子のクラブチーム「京都サンファニークラブ」は、2021年の第42回全日本クラブ男子選手権で準優勝し、女子では「ギャラクシースターズ」の愛称で親しまれるSGホールディングスが、今年3月に開幕の新リーグ・JD.LEAGUEに参戦する。さらに、京都市ソフトボール協会が2014年から取り組むピッチャー育成のジュニア強化も成果を出している。大人たちの活躍は、子どもたちの夢につながり、やがては京都のソフトボール全体のレベルアップに…と、期待が高まる。

チーム一丸、JD.LEAGUE へ

SGホールディングス ギャラクシースターズ
高橋まひろ主将

明るいナインのはつらつプレーが、女子ソフトボール新リーグ・JD.LEAGUE(Japan Diamond Softball LEAGUE)での活躍を予感させる。京都市に登録拠点を置く「SGホールディングス」(練習場は守山市)は、2007年から2020年まで、14年連続で日本リーグ1部だった。

2021年は2部に降格したが、新リーダーの加藤愛監督は「チーム力は落ちていないはず。投打のかみ合わせをしっかりすれば…」と、ブレなかった。結果は14戦全勝で優勝。東京五輪に出場した豪州代表の左腕エースのカーヤ・パーナビー、主軸の一人、ステーシー・ポーター内野手の2人も力を発揮した。

チームに待っていたのは、1部復帰ではなく新しい舞台。3月28日に開幕するJD.LEAGUEは、旧1部リーグ勢を中心に東西8チームずつが参加する。「SG」は西地区で他チームと3試合ずつ、さらに東地区のチームと1試合ずつを行い、計29試合だ。東西の上位3チームと、他の1チームがポストシーズントーナメントに勝ち進む。

加藤監督は「まずは、2勝1敗ペースを基本にポストシーズンを狙う」と見据える。高橋まひろ主将(内野手)は「チームワークに自信があります。他のチームから恐れられる存在に」と、みんなで新しい歴史をつくる構えだ。「SG」は、廃部になった「ミキハウス」を継承して2005年から活動。“大輪の花”を咲かせる春が来た。

チーム略歴

  • 2005年:日本女子ソフトボールリーグに参加。新チーム1年目で3部リーグ優勝、2部昇格が決定
  • 2006年:2部で優勝し、1部昇格が決定
  • 2007年:1部リーグへ昇格し、初参加で8 位
  • 2017年:1 部リーグチーム最高順位5位
  • 2022年:女子ソフトボール新リーグ「Japan Diamond Softball LEAGUE」 (通称:JD.LEAGUE)に参加

SGホールディングス ギャラクシースターズ公式HP

井上 年央(いのうえ としお)
スポーツライター
元京都新聞社運動部長

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